こんにちは、インテリア雑貨とアウトドア用品のお店、ビオトープの店長です。
今回は、寒冷地である札幌で育てている多肉植物・塊根植物の水やりと環境についてのお話です。
【多肉植物・塊根植物】寒冷地の環境について
当店は札幌にあるので、寒冷地と言っても冬場はすべての植物を室内に入れます。
環境
●セントラルヒーティングで基本的に24時間暖房が入っているので、真冬でも室温が10℃を切ることはない
●たぶん平均的に20℃前後
●湿度は、30~40%くらい(植物を置いている部屋には加湿器を置いていません)
葉をすべて落とし休眠するのは蒼角殿(ソウカクデン)くらいです。
【多肉植物・塊根植物】水やりのタイミング
私の場合、冬は「しわしわになってきたら」水をあげるタイミングです。
多肉植物は内部に水分を貯めこんでいるのでぷっくりしたものが多いです。
水分が足りなくなってくるとそのぷっくりがしわしわになってきます。
わたしはこれを水やりのサインにしています。
【塊根植物】パキポディウムグラキリスのやや水不足の状態
今日のパキポディウムグラキリスです。
↑この状態はやや水不足です。
これくらいよりもう少ししわしわになったら水やりのタイミングです。
2つめ。
↑この写真の黒いところは、たぶん夏場の水不足でベッコリへこんだ跡です。
「たぶん」と書いたのは雪のない時期は外に出す日も多いので、もしかしたら鳥がつついた跡かもしれない・・・と思っているからです。
これを見たときは
「もうコイツはお終いだ・・」
と思いましたが何とか復活しました。
【多肉植物】オブツーサも水不足だとしわしわになります。
これはハオルチアのオブツーサです。
↑これも水不足状態。
よくみたら表面がしわしわに…
もう少し早めに水をやるべきでした。(死んでません)
【多肉植物・塊根植物】水やりのコツ
多肉植物や塊根植物の水やりのコツですが、
夏場は一日の水分蒸発量が多いので、冬場に比べこまめにチェックしないと死んでしまいます。
それでも多肉植物は他の植物と比べ丈夫ですけど。
毎日あげてもいいくらいのやつもいます。
元気な多肉植物はしわしわになっていても水をやれば早くて半日くらいでまたパンパンになります。
水やりのコツは、
鉢の下から水が出るくらいたっぷりやることです。
土に空気を流すため、土の中のゴミを流すため、だと思っています。
また、
受け皿にたまった水は貯めないで捨ててください。
根腐れ防止です。
植物の大きさに対して鉢を大きくしすぎるのもよくないと思います。
水を貯めすぎてしまうからです。
よく植物の名前が書いた札とかに水やりの頻度を「〇週間に1度」とか書いてあることもありますが、
あくまで目安として、実際の植物の様子を見て必要な時にあげるのがいいと思います。